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【夏休み】海川山森&キャンプ特集

2012.8.29

カヌーとキャンプ旅 四万十川のまえの日2

山くずししよう。

誰もいない灼熱の砂浜で、次男からの提案。

やはり小2だ。

遠くにショートボードのサーファーがひとり海の中。

灼熱の砂浜、3人で山を囲み、山のテッペンに枝を刺す。

oton密かに深く深く刺す。山の裾よりも深く地面の中へ。

子どもら両手で砂を削るも、枝はビクともせず。

山がなくなっても枝はしっかり突き刺さっていた。

見たかおまえら!!あはははは。

ていう遊びもにも飽きて、

近くのホテルに行ってみたり、図書館に行ってみたり。

てことをしながら、みんな腹が減る。

この何にもないところを散歩しながらお店を探そうと、

食べログ使い、近所のお店を検索。

中華料理屋、ラーメン屋、ちらほらある。

まず、ラーメン豚太郎 に着く。

「oton、ラーメン食いてえ」と長男と次男。

ちょっと先に中華料理屋もあるからそっちも見てようと

中華料理屋の前まで行く。すると次男

「俺は中華料理はきらいで、ラーメンが好きなのだ」という主張を

はじめた。中華料理屋さんにラーメンもあるぞと言ってみると、

ラーメン屋のラーメンがいいのだと。ということでラーメン豚太郎へ。

店に入ると広い厨房におじさんとおばさん。

おじいさんとおばあさんと次男と同じくらいのお孫さん風のお客が一組。

なにやらボリューミーなラーメンを3人食べている。

壁をみると「秘密のケンミンSHOWで紹介。味噌カツラー麺」の文字。

「これ食いてえ」と2人。

こいつら絶対残すぞと思いながら、せっかくだから食いきれないくらい食うのも

楽しいだろうと思い、子どもに味噌カツラー麺2つと、otonはやつらが残したときの

余力を残すため、ビール1本と餃子のみにしておく。

餃子をつまみながら2人を見ていると、こいつら全部食ってしまった。

「うんめえかった」のだと。

otonも見ていて腹一杯になった。

残すと思っていたが・・・

 

新しいお客さんが入ってきた。

「さっき中村が豪雨だった」と店の人に言っていた。

中村はこれからウチらが戻るところ。

こちらの天気は大丈夫そうだったが、ごちそうさまと店を出て駅へ向かう。

 

電車を待っているところ

 

遊んで待っているところ

 

電車の中

 

そして中村駅に到着。

こちらはやはり天気が危うい。

チェックインまではあと1時間弱。

駅には温泉ポスター。

『四万十温泉 平和な湯』

近くにあるらしい。

「先に風呂行こうか。温泉」

「いいねoton。行こうぜ」

ということでチェックイン前に風呂決定。

歩いていけそうだったが、小雨が降っていたのでタクシーで。

5分ほどで到着。

さっそくタオルも借りて中へ突入。

温泉だ

泡だ

 

細長い歩行湯があり、おじさんひとりが

ゆっくりと歩いていた。

そこに3人で入る。泳ぎたそうな顔をしていたのだろう。

「おい坊主、泳いでエエぞ」とおじさん。

2人、「ありがとうございます!」というやいなや

泳ぎだす。

背泳ぎまで

風呂でも1時間ほど楽しんででてきた。

風呂あがり、兄はアイスで弟はコーラ

記念撮影

 

さあ、宿へ行こう。

玄関に電話、壁に3社ほどタクシー会社の連絡先が書いてあり、

電話をかける。

2〜3分でやってきた。

「どちらまで?」

「おたくの民宿まで」

「なんや、お客さんですか」

10分ほどで到着。

預かってもらっていた荷物はもう部屋にあった。

こざっぱりとした畳の部屋。

サーファーがよく泊まるのだそう。

 

明日に備えてここからはゆっくりしとこうということで

夕方、ダラダラしようとしたのも束の間、

「oton、腹減った」との声。

おまえらあんだけ食ったのに。と思いながら、

otonは餃子を4つ(あと2つは子どもが食った)

しか食べていないことを思い出し、

「行こう行こう。すぐ行こう」と、oton。

宿の人に、このへんのおすすめのお店を紹介してもらう。

「鮎千が一番近くでおすすめですよ」

食べログで検索してもなかなか評判が良かった。

夫婦で営んでいるこじんまりした居酒屋で

「かつおの塩たたき」がおいしいらしい。

他のお店もいくつか教えてもらい。外に出た。

2〜3分で鮎千に着いた。が、

「本日はお休みさせていただきます」の貼り紙。

ナンテコッタ!

期待を膨らませていただけに、

子どもらにも行く道すがら、これから行くとこはすげえうまいんだぞ!

と、仕込んでおいただけに3人のショックは隠せない。

とはいってもすぐ気を取り直し、次の店へ。

さっきの店より大きな居酒屋。

腹も減っているし、ここで手を打つ。

 

早い時間でお客はまだウチらだけ。

個室の座敷に通され、さっそく

ビール、コーラ、サイダーで乾杯。

すかさず、まずは「かつおの塩たたき」

やってきた。

うまい。次のメニューも定まらぬまま、速攻でなくなる。

次のメニュー、でももっとかつおが食いたい。

普通のたたきと、アオサの天ぷらと手長エビの唐揚げに、ごはんを2つ注文。

かつおのたたきと飯はとにかくうまいぞ。と言ったら、

またものすごいスピードでたいらげてしまった。

途中からotonも負けじと食い、

「ストップ!もっとゆっくり食おうぜ」と優しく提案しながら

やがて満腹となった。

店を出て、近くのスーパーに寄って

カヌーを漕ぎながら四万十川の上で食うお菓子を購入し、

宿へ戻る。

「明日に備えて今日は早く寝るぞと」早々にふとんを敷く。

3人寝転んでちょっとテレビをみていると

「わあああああっ!otonっ!わああああっ!」と。

ふとんの上にデカいムカデが登場。

どこから入ってきたのかはわからんが、

真っ白いシーツの上に大きなムカデは、インパクトのある光景。

大丈夫だと諭しながらティッシュで掴み、外に出した。

この驚きが意外に眠気を加速させ、その後まもなく就寝。

 

つづく。明日から四万十川。

 

 

カヌーとキャンプ旅 四万十川の日 朝

カヌーとキャンプ旅 四万十川の日 朝

 

 

 

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